フロアーコーティングの全て教えます!

HOME >> 塗り方講座基本編 >> 成功の秘訣1最終更新日 2008/10/03

B フロアーコーティング成功の秘訣(1) 



1. ワックスを塗る前に確認すること

 さあ、ワックスを塗るぞ・・・といきこんでいるあなた、ちょっと待ってください。ワックス施工にあせりは禁物です。
まずはじっくり確認していきましょう。
実はワックス施工は、塗る前に確認しなければならないことがいくつかあります。 ひとつひとつ確認して、頭の中でシュミレーションをしてそれから塗っていきましょう。

主な確認項目
  1. 何月にワックスを塗るのか?(それによって何時からはじめなければならないのかが逆算できます。)
  2. リビングはどちらの方角に向いているか?(各洋室はどちらの方角に向いているのか?)
  3. エアコンはついているのか?(リビング、各洋室)
  4. 一戸建てか?(マンションか?)
  5. 照明はついているか?(リビング、各洋室)
  6. 見切り板はついているか?(リビング、各洋室)
  7. 振り分け間はあるか?
  8. 玄関付近に電気の差込はあるか?
  9. ブレーカーは玄関付近にあるか?
等です。この回答の内容によっては、アドバイスの仕方が全く違います。
素人がワックスを失敗する原因の90%が塗りムラです。あとの10%が塗り残しです。

塗りムラはどうしてできるの?

これはワックスの乾燥時間が皆さんの想像を超えるほど早いからです。
しかし、施工する時期によって乾燥のスピードは大幅に違ってきます。
また、直射日光が当たるのか、当たらないのかによっても大幅に違ってきます。基本的に洋室の出口から一番遠いほうから塗っていきます。一列目(コの字)を塗って二列目(ハの字)に移った時にすでに1列目(コの字)が乾いているのです。その上にワックスを塗ると乾燥したところと、今塗ったところの境目がまるで線を引いたようにかたが残るのです。
我々プロは、これを塗りムラといいます。

塗りムラができる時間は?

ワックスの量にもよりますが、大体、10分以内に一次乾燥が始まります。一次乾燥とは、まだ触ると少しべたついた感じです。この時期に触ると足跡が残ります。
そして、その上に重ね塗り(かぶりを入れる)すると、いま塗ったところと一次乾燥したところの境目が残ってしまいます。これがワックス掛けはスピード勝負といわれる所以です。


それでは確認事項をひとつずつ解説していきます。


2. 何月にワックスを塗りますか?

例えば真夏に下記のようなタイプの部屋をワックスを塗ると想定してみましょう。
タイプ1(田の字型)

この部屋の何処からワックスを塗っていくか?当然洋室1からです(洋室2からでも可)。次に洋室2を塗ります。最後にリビングを塗って、廊下をフクロで塗っていきます。
リビングに見切り板が付いてない限りはこの順序は絶対に変えては駄目です。
そして、このリビングを塗るときに問題が出てきます。何処が問題か?
この部屋が南向きなら全く問題はありません。でももし、この部屋が西向きだったらどうでしょう。
午後2時ぐらいから西日が差してくるのです。恐怖の西日です。
とりわけ真夏の西日は、ワックス施工の大敵です。
西日が当たりだすと、ワックスは数秒間で乾燥してしまいます。
何処をどう塗っていってもリビングは塗りムラだらけになるのです。・・・たとえそれが熟練のプロでもです。

結論

もし西向きのこの間取りを真夏にワックスを塗るときは、必ず午後1時くらいまでにリビングまで塗り終わらなければ失敗する。ということです。
では、冬なら良いのか? いいえ、冬でも西日の直射日光を受けるとワックスの乾燥は極端に早くなります。それに冬は西日が入り込む時間が少し早くなります。
したがって、真夏より1時間ほど早くリビングを塗り終わる必要があります。

プロは洋室(6帖)を塗るのに10分ぐらいで終わります。素人でも30分かかることはないでしょう。
もし洋室に20分かかったら、二部屋で40分ですから、もし午前10時から洋室を塗り始めると、リビングの塗り始めは午前10時40分ぐらいということになります。
この時間なら余裕を持ってリビングを時間通りに塗り終わることが出来ます。このようにリスクを回避するための時間をあらかじめ逆算してワックスを塗ってください。

以上は、塗りムラというリスクを回避するための方法です。

季節が大きく関係しているリスクはもうひとつあります。
それは白化(ハッカ)のリスクです。消費者のみなさんにはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、フローリングワックス、フロアーコーティングにはある条件が加わると白化という現象がおきます。

その条件は二つあります。ひとつは湿度が75%以上。もうひとつは温度(フローリング自体の温度)が摂氏2度を下回る。ということです。

一つ目の湿度75%以上は主に6月の露時期と9月の台風の季節です。極端に蒸し暑い時は必ず湿度計を持っていき、お部屋の湿度を確認してから作業にかかりましょう。

もうひとつは温度です。これは季節的には、11月〜4月の夕方以降の時間帯は、大体フローリングの温度は2度を下回ります。
夕方5時くらいまでには一次乾燥を終わらせなければならないということです。

ワックス及びフロアーコーティングの作業を成功させるためには、
 日中は午後1〜2時までにはリビングに取り掛かること
 ★全ての作業を午後4時までには終わらせること

以上の2点を守ってください。

マニアックな知識-1

白化現象とは、現在でも白化現象のメカニズムは明確に解明されていません。ではどのよう状態になるのか?
本来ワックスはつやを出すために行いますが、この白化現象がおきるといま塗ったモップのあとが白く浮き出てきます。
そして全体的につやがなくなります。またの呼び方をツヤビケとも言います。

■マニアックな知識-2

乾燥には大きく3種類あります。
一次乾燥、すでに70%ぐらいの乾燥は始まっているけど、手で触るとあとが残る状態。
二次乾燥、手で触ってもあとが残らない、歩いても足跡が残らない状態。この状態でお部屋に入室できます。
一般的にはこの状態で完全乾燥だと思われてますが、実はコーティングはまだ完全乾燥していません。

通常、フロアーコーティングは、鉛筆硬度でH〜2Hぐらいの硬さになります。
しかし、本当の硬度に達するには約1週間〜10日間かかります。この間に普通の生活は出来ますが、コーティングが剥がれたりする症状はほとんどがこの時期に起こります。出来るだけ時間にゆとりを持って入室すると良いでしょう。

※ できるだけ判りやすく正確な記述に努めておりますが、感覚的なことなどが多く表現し難い点があります。
教材DVDに収録されている実際のフロアーコーティングの映像をごらん頂き、それらの点を補足してからコーティングにトライされることをお勧めします。

Back PageTopPageTop NextNext

当サイトはリンクはリンクフリーです。