建築用語(符丁)には、いろいろあります。
お金にまつわる符丁、仕事にまつわる符丁、そして道具にまつわる符丁といろいろです。
今回は道具の符丁です。

この道具のちゃんとした呼び方は、“
ラジェット”と言います。
主に鳶の職人さんが持つ道具です。
先端部分はとがって、反対側はネジを締め付けることが出来るようになっています。
はっきりとした語源は分かりませんが、多分?ネジを締めるときに、『がちゃがちゃ』と音がするからだと思います。
『そこのガチャ取ってくれ!』
てな具合です。
この道具の特徴である二つの別の動きが出来るという点から、さまざまな職種の方が、この道具のお世話になっています。
建築の進化は、道具の進化ともいえます。
今からわずか35年ほど前は、仮設(足場)はほとんどが丸太を使用していました。
そして足場板は、杉材を使用していました。
昔の職人さんは、足場を通る時には、杉材の弾力でビョンビョンと体が上下していました。(軽いトランポリン状態です。)
その弾力が心地よく感じたりもしました。
この丸太同士を結束するのに、“番線”と言う“針がね”のオバケのようなもので足場を組んでいました。
この番線を縛る時に、
“しの”(漢字が分かりません。)と言う道具を使用していました。
ラジェットの先端部分のとがったところで番線を縛っていました。
当時の“しの”は先端部分だけを使用していたので、反対側のネジを回すところがなく、ここは単なるフックになっていました。
この“しの”が何ゆえ、“ラジェット”進化したのか?
時間がないので、この続きを明日以降に。