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HOME >> 塗り方講座中級編 >> 温湿度と難易度-1最終更新日 2008/10/03

 室温・湿度と難易度


ここでは、ワックスを塗るときの外部条件となる温度・湿度と施工の難易度およびその対策について記します。

 <難易度区分 グラフ> 

この難易度区分グラフは、東京近辺の関東エリアの1年間の最高気温と湿度から、大体の感覚で室温と湿度をあらわしたものです。公式なデータではありません。私が1年を通じてコーティング施工をしたときのフィーリングです。(笑)


あなたの地域の一年の気温と湿度から、マンションの室温を想定して、オリジナルのグラフを作ってください。
そうすればあなたの地域の施工難易度が出てきます。

<定義>

施工難易度の『施工』とは、フロアーコーティング全体の作業のことを指します。
単にワックスを塗りやすいから、『施工がしやすい』のではありません。
掃除・マスキング・ワックス塗り・乾燥までの一連の作業全体を『施工』と言います。

<条件>

全て室温を基準にしています。
外気温は無視してください。特に冬は、リビングと洋室との温度差が5度以上あるときがあります。室温が5度変わると、条件(ランキング)も変わってきます。

難易度区分グラフ (区分の説明は下にあります。)
施工難易度区分 安全
やや安全

やや 危険

危険
二度塗り
不可
室温 難易度 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
30℃以上










25〜30℃






20〜25℃






15〜20℃








10〜15℃






5〜10℃






5℃未満







湿度 難易度 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
50%未満
50〜60%
60〜70%
70〜75%








75%以上 施工不可









<施工難易度について。>
それぞれの難易度の説明をします。
難易度区分の説明
難易度区分 解説
一年で最もワックスを塗りやすい時期です。何も考えずにどんどん塗りましょう。
但し、乾燥は速いので、わりとスピード重視です。
塗るときは窓を閉めて、乾燥は窓を開けて、自然乾燥で良いです。
ここまでは特に暖房器具は必要ありません。でも扇風機は必須アイテムです。
風が良く通るところは、自然乾燥でかまいません。しかし風の通らない収納などは、必ず扇風機で強制乾燥させてください。
C(低温) 基本的に15度を下回ったら、暖房は必須になります。
ワックスを塗るときには、フローリングを冷まして、塗った直後から一気に室温を上げていきます。同時に扇風機で風を送りましょう。
C(高温) 湿度が低く高温になると、予想以上にワックスの乾燥は早くなります。
とにかくスピード重視です。ワックスを塗るときには、絶対に窓を開けないください。
D(低温) 5度以下は、乾燥が極端に遅くなります。乾燥が遅くなると、ワックスは塗りやすくなります。
反面乾燥させるために、大変な苦労を強いられます。そしてそのまま放置すると、ワックスは24時間経過しても乾燥しないこともあります。
最低でも1時間以内に歩けるくらいに乾燥させてください。
特に収納の中・キッチンなどは要注意です!
D(高温) 直射日光を受けないのに、室温が30度を超えることはまずありません。
室温が30度を超えるときは、大体湿度が75%を超える場合があります。
湿度80%・室温30度に達すると、施工不可ゾーンになります。
お部屋の中が異常に暑くて、むせる時は、湿度にも充分注意を払ってください。


<湿度の急激な変化に注意!>

気温27度、湿度60%くらいの時に施工を始めると、洋室・リビング等を塗り終わった時点で湿度が70%に上昇することがあります。
これは施工する人の“汗”が原因です。窓を開けることを許されない環境で、2人が施工をしていると、体温と汗で自然に部屋全体の湿度が10%ぐらい上がります。
そして最後の廊下を塗る前に、湿度計で75%に達していないことを確認したうえで、最後の施工を敢行します。
ところが、玄関口でもう一度湿度計を見てみたら、湿度が80%を超えることがあります。狭い廊下で2人で汗をかきながら施工すると、湿度は短時間で(5分程度)で10%ぐらい一気に上がることがあります。
この状態で湿度を下げることはほぼ不可能です。とにかく少しでも湿度を下げる為に、すぐに玄関を開放して、扇風機を稼動させ、早く乾燥させることを考えてください。
湿度70%は、一応施工可能なゾーンです。しかしほんのわずかな影響で、施工不可のゾーンに変わる可能性のある“危険地帯”であることは知っておいてください。


室温・湿度と難易度
室温 湿度 施工難易度区分
30℃以上 80%以上 D〜施工不可
25〜30℃ 60〜75% C〜施工不可
20〜25℃ 50〜60% A〜B
15〜20℃ 50%以下
10〜15℃ 50%以下
10℃以下

あらためて上の室温・湿度と難易度の関係を見てみると分かりますが、1年で何も考えずにワックスをぬれる時期と言うのは、限りなく少ないと言えます。

室温が低ければ、単に暖めてやれば良いだけです。しかし室温が高くて湿度が高いときは、とても厄介です。

関東で、6月8月9月の施工不可の時期は、6月の梅雨、8・9月の台風シーズンのことです。台風の上陸直前は、湿度が80%を越えます。この時期は施工が出来ません。
どうしても台風シーズンに施工をしなければならないときは、エアコンが必須になります。リビングのエアコンで温度を最低の16度くらいに設定します。そして風を最強にして、リビングのドア・洋室のドアを全て開放して、洋室に扇風機を設置し洋室まで冷たい風が行くようにします。そうすると、約1時間で全ての部屋の湿度が下がります。

そのときに絶対に窓・玄関を開けては駄目です。窓を開けるとほぼ瞬間的に湿度が上がり、折角の努力が無駄になります。そして、湿度が低い間にワックスを塗ります。(湿度が下がって、ワックスを塗り終わるまでは、部屋を出ることが出来ません。)


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